三浦通信 生垣のいろいろ・花を楽しむ? (2006/08/07号)
生垣シリーズの中で、花が咲いている時の生垣紹介が少なかったと思いますので、改めて以前紹介した以外の花を楽しめる生垣を紹介します。
花を楽しむ生垣に使われている樹種にはいろいろありますが、中には珍しいものや、開花期間が非常に短いもの、またその美しさに驚かされるものもあります。
ツバキの生垣【花の時期 2月~4月】
ツバキの生垣で有名なものは、京都銀閣寺の入口両袖にある生垣です。ツバキは品種も多く、色々な花が観賞できる楽しみな生垣です。(ヤブツバキ、シロヤブツバキ、オトメツバキ、ワビスケ等が使われています。)
ユキヤナギの生垣【花の時期 3月下旬~4月上旬】
淡いグリーンの葉の中に咲く白く、小さい花の集まりは、清潔感あふれる早春の彩りです。
シロヤマブキの生垣【花の時期 5月】
黄色いヤマブキ(一重、八重)の生垣は見かけますが、シロヤマブキの生垣は滅多に見ることがありません。シロヤマブキは花で楽しめ、冬には黒く光沢のある実が楽しめます。
ライラックの生垣(別名、ムラサキハシドイ)【花の時期 4月~5月】
生垣としては珍しいものです。枝先に花を密につけて、良い芳香があり、花の色は白色、紅紫色、ピンク、紫色などがあります。
トキワマンサクの生垣【花の時期 4月~5月】
トキワマンサクには赤葉赤花、青葉赤花、青葉白花などがあります。花が生垣全体を覆うので一瞬びっくりするほどです。
花の色を混ぜて生垣にしているものも見かけます。
(2006/08/07号 三浦 敢司 著)